仮製本(無線・PUR)Paperback

強度と耐久性に優れ、
大きく開ける美しい本
PUR製本がブックデザインを
新たな世界へ導く

並製本とも呼ばれ、雑誌やカタログ、DMなどの商業印刷物に広く使われている仮製本。無線綴じや中綴じがあり、針金や糸を使わず、表紙を除いた中身だけを丁合し、背の部分を裁ち落として接着剤で表紙を貼り合わせるのが無線綴じ製本です。当社では、従来のエチレン酸化ビニル系接着剤(EVA系ホットメルト)に代わり、接着強度の高い反応性ポリウレタン系ホットメルト接着剤(PUR)を使用したPUR製本を導入しています。

NIPPOHの仮製本(無線・PUR)

丈夫なつくり

引っ張り強度はEVA系ホットメルトを上回り、インキ溶剤の影響も受けにくいので、PUR製本された本は強くて長持ちします。ページ数が多い冊子でも頑丈な製本が可能です。

温度変化に強い

PURは、一旦固着すると外気温に影響されにくく、温度変化による劣化が少ないという特性があります。耐寒・耐熱温度は、マイナス30度からプラス100度です。

開きやすい

強度と柔軟性を合わせ持つPURを薄く塗布することで、本の広開性を高めることが可能。接着面となるノド元まで印刷でき、見開きの絵柄を美しく見せることができます。

環境対応

従来のEVA系ホットメルトよりも低温での溶解接着が可能。一旦固着すると、加熱しても溶け出さないため、古紙再生工程で分解せず、100%取り除くことができます。

PUR製本

PUR製本

接着強度の高いPURは、薄く塗布して接着することができます。古紙リサイクルの過程でパルプとの分離が可能なため、環境に優しい製本としても注目されています。

EVA系ホットメルトを用いた無線綴じ製本

EVA系ホットメルトを用いた無線綴じ製本

ノド元まで開くことができないため、見開きページのデザインに制限が生まれます。固着したホットメルトの成分が再生パルプに混入し、再生紙の品質を落とす原因となります。

オプション加工

寒冷紗巻きPUR製本

「もっと開きやすく!」のニーズにお応えするため、寒冷紗テープを背に巻くことで、さらに背に柔軟性を持たせて開きやすくした製本方法です。主に手帳、ダイアリーなどの糸綴じしていた製本に代わる製本方法として、ご提案しています。

寒冷紗巻きPUR製本

寒冷紗巻きオープンバックPUR製本

寒冷紗巻きPURに無線綴じの表紙を組み合わせたオープンバックのPUR製本です。PUR製本をさらに開きやすくするための製本方法として、ご提案しています。厚めの表紙で巻いても開きやすさは抜群で、背の変更も容易です。まるで上製本のような上質な無線綴じに仕上がります。

寒冷紗巻きオープンバックPUR製本

設備紹介

無線綴じ製本ライン 13台

(うち、PUR製本対応ライン4台)

無線綴じ製本ライン

無線綴じ製本ライン

スイス・ミューラーマルティニ社製のアレグロ、ボレロ、コロナなどの最新設備をはじめ、全社で13台の無線綴じラインを有しています。
そのうち、PUR対応ラインは岡山・福岡で合計4台あり、PUR製本の受注部数は年間600万冊を超えます。
PUR製本対応ライン4台のうち、1台は「寒冷紗巻きPUR製本」に対応しています。
通常の無線綴じ製本を含め、余裕のキャパシティで対応いたします。

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